当団体は、災害時の人命救助・物資輸送・ボランティア派遣・復興支援等を行うことを目的としています。

女川町、熊野神社例大祭

 2014年5月2日〜5月4日


女川町熊野神社例大祭へ参加してきました。
好天に恵まれ、総勢150名で交代しながらお神輿を担ぎ、町内をねり歩きました。

御神輿はとても重く、音を上げそうでした。
それでも、道々で神輿を迎えてくれる地元の笑顔を見て、辛さは吹き飛び、祭りを盛り上げよう、東北を盛り上げようと、力が湧いてくるのでした。

地元の方々と共に例大祭を盛り上げ、楽しい時間を過ごせたことに感謝いたします。
女川町のみなさん、本当にありがとうございました。( ´ ▽ ` )ノ





例大祭のはじまりです!

「チョーサイ!チョーサイ!」神輿のかけ声が響きます。

神輿を担いで坂を一気に駆け抜ける様は圧巻。
四日市諏訪太鼓「龍雅」の方々も応援に来てくれました。

いよいよ祭りもクライマックス。
200段の階段を駆け上がる神輿は、そのまま天に上っていくようで神秘的でした。

例大祭翌日。
おちゃっこクラブ、かまぼこの高政、マリンパル女川でおみやげ購入。みなさん素晴らしいお客様です。^^
おちゃっこクラブでは、震災の記録に見入っていました。
高政の工場見学では、かまぼこが次々とできていく様子に、みなさん興味津々。^^

津波により壊滅的な被害を受けた荒浜へ。祈りの像と献花台に手を合わせました。
バスの中では杉本氏が、自らの震災の経験を語りました。杉本氏の想いはそれぞれの心に響きました。私は「生き延びよう」と、強く心に想いました。

例大祭、そして荒浜での体験は、忘れられない想い出として残ったことと思います。
震災を忘れずに、そして共に生きて行きましょう。( ´ ▽ ` )ノ






お便りをいただきました。


5/3女川町熊野神社例大祭に参加してくれた方からメッセージを頂きました。
ご本人の許可を得てこの場に掲載させて頂きます。
皆様のご協力で実現できたことを心より感謝いたします。
ゲットライブリー 浅野勲

浅野さま
杉本さま
ゲットライブリーの皆さま

こんにちは。
女川の神輿担ぎに参加させていただきました、○○です。
その節は、大変お世話になりました。

すぐに御礼のメールをしようと思っていたのですが
今になってしまい、申し訳ありません。
あれからもう10日が過ぎようとしています。
ほんとうに、あっというまですね。
女川での2日間はとても濃くて、私なりにたくさんのことを感じました。
日々の雑多な出来事の中で、この想いや記憶が風化されてしまわないように、
ひとつずつ心に留めて今後に活かしていきたいと思います。

今回、「ボランティア」という名目で参加させていただきましたが、
自分があそこで何か役に立てたというよりは、
私自身が多くのことを学ばせていただいたという気持ちでいっぱいです。

「何かしたい、でも、何をしたらいいのかわからない」
日本人の大半が、そんなもどかしさを抱えて動けずにいると思います。
何をしようとしても、「傲慢なのではないか」「偽善なのではないか」
「空回りして結局迷惑をかけてしまうのではないか」…
そういう自問自答が始まってしまうと、「何かしたい」という感情を
上手に表現する方法がなかなか見つけられなくて。

今回の神輿担ぎ募集を見つけたときは、本当にうれしかったです。
今年の3月11日の夜、寝付けずに布団の中でスマホをいじっていて、
「これなら私も!」と思いました。なんだか、「めぐりあい」という感じでした。

「一緒にねり歩くだけでOK! 女性・お年寄り大歓迎!」
「お祭り大好き、東北好き、ただ行ってみたいな~って方、出番が来ましたよ~!」
このコピー、行く前に何度も何度も読み返しました。
「遊びにおいで!」と言ってくれる場所に、「遊びにきたよ!」って
私も行っていいんだよね?って、確認するような感じで。
「何かしたい」の「何か」を、やっと探し当てたような気がしました。

ただ、申し込んだあと、参加されるのは男性ばかりかなと心配になってきて
「こんな非力なオバちゃんでもホントにいいのかなあ」とドキドキしてましたが…
(浅野さん、お電話ではゴネてすみません(^-^;)
実際に行ってみたら女性の方も多くて、女神輿もあって安心しました。
現地の方だけでなく、同じ関東から来たボランティアの方々と
個人的に深いお話ができたことも、大きな収穫でした。

ずっと立ちすくんでいた私に、宮城まで足を運ぶ機会を授けてくださって、
本当にどうもありがとうございました。
正直、私は宮城には縁もゆかりもありませんでした。
でも今回訪れたことで、私にとって宮城、女川は特別な場所になり、
そして、大好きになりました!
空がきれいで、花がきれいで、タイルアートが素敵で、
海の幸がおいしくておいしくて。

神輿が通るのを嬉しそうに待っていらっしゃって、
家から出てきてくださった方々と笑顔と笑顔を交わすことができて、
それだけで「ああ、来てよかった!」と心から思いました。
私が触れることのできた風景は被災地のほんの一部ですが
東北の方たちに笑っていてほしい、と、今はただそれだけを願っています。


それから…
バスに乗ってすぐの、浅野さんからのご説明がすごく印象的でした。
写真撮影について、そして現地の方との会話についての注意事項です。
とてもとても、大切なことだと思います。
今の日本で見落とされがちな部分ではないかとあらためて思いました。

そして杉本さん。
感謝の気持ちを、どう言葉に置き換えればいいかわかりません。
バスで語ってくださったあの時間を思い出すたび、心に響いてきます。
貴重なお話をありがとうございました。
お話するのもつらかったと思います。杉本さんが伝えてくださった想いを決して無駄にしない生き方を、これからしていきたいと思います。


なんだかすごく長いメールになってしまいました。
御礼を言いたかっただけなのですが、こらえきれずすみません。

またの機会に、ぜひみなさんと再会できますよう!
その日がくるのを楽しみにしています。

本当に、ありがとうございました。